東北スマイルプロジェクト in 羽田空港(2015)
 
写真家•市川勝弘氏が東日本大震災後、ライフワークとして取り続けたポートレイトを展示する展覧会の会場構成デザイン。660点という膨大な数の写真を一度に展示するにあたり、パネル化した写真をアルミのパイプで足下から片持ちで支え、柳のように柔らかく、鑑賞者の動きに反応して揺らぐような展示とした。被写体の方々は活き活きとした笑顔をしているので、動きがある展示としたことで、その笑顔がまるで実際にそこにあるかのように見える。

--以下、プレスリリース--
東日本大震災から丸4年をむかえようとしています。
この震災が日本に、そしてなかでも東北に残した爪痕は、あまりにも大きい。 けれども、東京をはじめ、多くの場所で日常がもどりつつあります。そんな日々のなかで、羽田空港と、立地する大田区に関係する企業・組織と東北支援活動を続けているNPOや個人が中心となり、世界中のひと・全国各地のひとが集まり、繋がる羽田空港から東北に「笑顔」と「メッセージ」を贈り、そして、東北からの気持ちを発信するプロジェクトを実施いたします。
震災後、一人の写真家が各地で撮りためてきた一般市民による福島応援メッセージ付き写真、約600点の展示を中心に、東北をテーマにしたアート・ワークショップや、東北物産展、ミニ・ライブなど、複数のプログラムを実施します。
羽田空港に足を運ぶ人が、あの日を忘れない、東北に思いを馳せるきっかけをつくります。ぜひ、ご参加くださいませ。
種類:展覧会会場構成
会期;2015.03.07~11