神宮前の小さなビル(2009)
 
渋谷と原宿を繋ぐキャットストリート沿いに建つ極小のテナントビル。
敷地の向こう側には別の小さな通りと接しているので、ガラスの箱を片側に寄せて置き、通り抜けが出来るようにしている。その通り抜け側にエントランスを設けており、ファサードはガラスのみの面として視覚的に敷地全体が向こうの通り側まで抜けるようにしている。
また建物のスケールは極端に小さいのだが、在来の部材は規格のため相対的に部材が大きく見えてしまう。そのためこの建物では部材の取り合いや組合せを工夫 し、梁や柱の厚みの中に納めるようにして部材が際立って出てこないよう部材レベルのスケールの調整を試みている。
用途:テナントビル
建築面積 : 13m2
延床面積 : 26m2
規模•構造;地上2階建て、鉄骨造
*四ヶ所高志と共同設計